鎮火祭

鎮火祭

鎮火祭は「ほしずめのまつり」とも云い、新年を迎えた一月四日に火の神々に氏子地域並びに崇敬者のご家庭における、一年間の防火と火難避けを祈願する神事であります。

元来の鎮火祭は国家が行う祭祀の大綱を定めた『神祇令』に記載されていることから公的な祭祀であり、宮中の防火守護を祈願した祭祀でありました。それが徐々に地方にも広がり、各々の神社によって特色ある祭祀の型で斎行されております。

当神社では、水の入った瓢箪と川の藻草と赤土を三方に載せて御神前にお供えして鎮火祭を執り行なっております。それは、消火器具がまだ発達していなかった時代に、これらを用いて火を消していたことから、「火消し」の意味が込められているのではないかと考えられます。

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